【冬ドラマ 2023】ジャニーズ退所後初!草なぎ剛主演『罠の戦争』レビュー

【冬ドラマ 2023】ジャニーズ退所後初!草なぎ剛主演『罠の戦争』レビュー

草なぎ剛がジャニーズ退所後初で主演を務める『罠の戦争』。本作は『銭の戦争』と『嘘の戦争』以来の”戦争シリーズ”6年ぶりの続編です。今回は、権力を振りかざす不条理な政治家に復讐するリベンジエンターテイメント。草なぎ剛は、その演技力と存在感で日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などの大きな賞を手にしてきました。今回も、どんな草なぎ剛 ドラマが見られるのかと期待度も高く、オリコンドラマ満足度でも3周連続1位と快調な滑り出しをみせています。

今回はそんな話題の『罠の戦争』について紹介していきます。

Contents

作品情報

  • 放送開始日:2023年1月16日(月)
  • 放送時間:22:00~
  • 脚本:後藤法子
  • 音楽:菅野祐悟
  • 主題歌:香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」(Warner Music Japan)
  • プロデューサー:河西秀幸
  • 演出:宝来忠昭
  • 演出&プロデューサー:三宅芳重
  • 制作:カンテレ

『罠の戦争』のあらすじ

主人公の鷲津亨は、長年秘書として全霊である政治家に尽くしてきました。しかし、ある日要求されたのは、自分の息子が瀕死の重傷を負う事件を隠ぺいすること。”先生”の思いもよらなかった裏切りに、亨は権力を振りかざす連中から力を奪ってやると復讐を誓うのでした。

『罠の戦争』の登場人物とキャスト

鷲津亨(草なぎ剛)

国会議員・犬飼孝介の第一秘書。常に冷静沈着で”先生”に尽くしてきましたが、ある日息子が事件に巻き込まれ、瀕死の重傷を負います。そして、その事件の隠ぺいを先生に指示されたことによって、復讐鬼へと変貌。知略と人脈、情報を駆使して、事件の真相と犯人をつきとめ、権力を悪用する国会議員に復讐を仕掛けていきます。

権力を振りかざす政治家に復讐する秘書・鷲津亨を演じるのは、草なぎ剛です。草なぎ剛は、元SMAPのメンバー。俳優としての演技力にも定評があり、代表作には、『銭の戦争』や『嘘の戦争』、『僕の生きる道』や『任侠ヘルパー』、『いいひと。』などがあります。2021年には主演映画『ミッドナイトスワン』でトランスジェンダーの役を演じ、第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、他作品においても多数の賞を受賞しています。

鷲津可南子(井川遥)

主人公の妻・鷲津可南子を演じるのは、女優の井川遥です。井川遥は、ドラマ、映画、舞台、CMなど多方面で人気の女優。代表作には、ドラマ『ブスの瞳に恋してる』や『フリーター、家を買う。』、映画『チーム・バチスタの栄光』『ディア・ドクター』、その他、サントリースピリッツ『角ハイボール』、花王『ソフィーナプリマヴィスタ』のCMに起用されています。

鷲津泰生(白鳥晴都)

亨と可南子の一人息子。何者かに歩道橋から突き落とされ、意識不明の重体となりました。

亨の一人息子・鷲津泰生を演じるのは、俳優の白鳥晴都です。白鳥晴都は、2019年、12歳でスカウトされ、2021年から様々なドラマに出演。2022年には『ぜんぶ、ボクのせい』で演技未経験にもかかわらず、オーディションで主役を勝ち取っています。

蛯沢眞人(杉野遥亮)

議員秘書見習い。大学院で植物学を研究していたが、家庭の事情で退学しています。

秘書見習いの青年・蛯沢眞人を演じるのは、モデルで俳優の杉野遥亮です。杉野遥亮は、2015年に第12回FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを受賞。その後、『嘘の戦争』や『感情8号線』、『東京アリス』、映画『東京リベンジャーズ』など様々な作品に出演しています。

虻川勝次(田口 浩正)

政策秘書。犬飼大臣の言いなりで、高圧的でパワハラやセクハラを働く人として問題のある人物です。

パワハラやセクハラで問題のある人物・虻川勝次を演じるのは、俳優の田口浩正です。田口浩正は、劇団東京乾電池の第一期生であり、その後お笑いコンビを組むなど、コメディーに力を入れ、1992年には俳優業に専念し、映画やドラマで活躍しています。出演作品には、『警視庁捜査一課9係』『サラリーマンNEO』や大河ドラマ『平清盛』などがあります。

犬飼孝介(本田博太郎)

鶴巻派の内閣府特命担当大臣。亨の恩人でもあるが、面倒なことは秘書に押しつけ、失敗は秘書のせいにして、秘書の手柄だけを自分のものにする人物です。

亨の復讐の発端となった政治家・犬飼孝介を演じるのは、俳優の本田博太郎です。本田博太郎は、蜷川幸雄演出の舞台『近松心中物語』や『ロミオとジュリエット』で1979年ゴールデンアロー演劇部門新人賞を受賞。その後、ドラマや映画で活躍してきました。代表作には、『雲霧仁左衛門』や『忠臣蔵』、『鬼平犯科帳』、『半落ち』や『桜田門外ノ変』、『四月は君の嘘』などがあります。

竜崎始(高橋克典)

内閣総理大臣。自分の力で総理の座についたと思っている自信家。

政界のトップ・竜崎始を演じるのは、俳優の高橋克典です。高橋克典は、多数のドラマに出演してきた人気俳優。代表作には、ドラマ『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』、『課長 島耕作』など、人気タイトルの主演があります。他、『ワタシが日本に住む理由』や『極上のクルーズ紀行』で、MCやナレーションでも活躍しています。

鴨井ゆう子(片平なぎさ)

厚生労働大臣。鶴巻派の女性議員であり、初の女性総理大臣を狙っています。差別やハラスメントを嫌悪しています。

女性政治家・鴨居ゆう子を演じるのは、女優の片平なぎさです。片平なぎさは、多くの2時間ドラマに出演しており、代表作には『赤い霊柩車』シリーズや『ショカツの女』シリーズなどがあります。映画では、『嫌われ松子の一生』や『インシテミル7日間のデスゲーム』等があります。

鶴巻憲一(岸部一徳)

幹事長。鶴巻派のトップであり、政界を牛耳る黒幕です。

政界の陰のトップとも言われる鶴巻憲一を演じるのは、俳優の岸部一徳です。岸部一徳は、

ザ・タイガースのベーシストとして活動後、俳優に転向。1990年映画『死の棘』でカンヌ国際映画祭グランプリ、キネマ旬報主演男優賞など数々の賞を受賞しました。代表作には、ドラマ『相棒』シリーズ、『ドクターX外科医・大門未知子』シリーズ、『天地明察』や『人類資金』などがあります。

『罠の戦争』に対するネットの評判は?

https://twitter.com/momoe_no_mo925/status/1624211900224663552

『罠の戦争』のレビュー・総評

権力を持たない弱者が、権力を振りかざす強者に引導を渡す勧善懲悪のドラマは、どの世代にも人気です。しかし、難しくても簡単すぎてもいけないストーリーと、キャストのハマり具合が肝心なジャンルでもあります。その点、本作は強者に巧みな罠をかけていくストーリーと、主演の草なぎ剛のリアルな演技によってリベンジエンターテイメントはさらに磨きをかけられていて、期待以上のドラマになっています。

投稿者 mutta