【冬ドラマ 2023】出演者にも注目!『大奥 2023』レビュー

【冬ドラマ 2023】出演者にも注目!『大奥 2023』レビュー

【冬ドラマ 2023】出演者にも注目!『大奥 2023』レビュー

江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代から大政奉還までの日本で、女性と男性の立場が逆転したパラレルワールドを描いた、よしながふみの漫画『大奥』を森佳子が脚本化したドラマ『大奥 2023』。物語中の時代の変化により、出演キャストも大きく変化しますが、出演者は、冨永愛と中島裕翔、堀田真由と福士蒼汰、仲里依紗と山本耕史、と豪華。その周りを囲む役者にも要注目の作品です。

また、役者の豪華さだけではなく、時代を再現した映像美や、ジェンダーと権力、病などの問題を歴史改変SFで見せる新しい時代劇になっています。

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作品情報

  • 放送開始日:2023年1月10日
  • 放送時間:火曜日 22:00~22:45
  • 原作:よしながふみ『大奥』
  • 脚本:森下佳子
  • 演出:大原拓、田島彰洋、川野秀昭
  • 制作:日本放送協会

よしながふみの同名コミックを『世界の中心で、愛をさけぶ』『JIN-仁-』『おんな城主 直虎』などの脚本を手がけた森下佳子がドラマ化。江戸幕府3代将軍・家光の時代、”若い男子”のみがかかる死の病が流行したことにより、将軍職が女子へと引き継がれ、希少な男子が大奥に囲われることになった世界を描いています。大奥 ドラマは、1話を吉宗編、2話から5話を家光編、5話から7話を綱吉編、8話から10話を吉宗編として変遷していきます。出演の俳優陣も豪華で、時代劇へのこだわりも随所に感じられる映像美が魅力です。

『大奥 2023』のあらすじ

徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる”若い男子”にかかる奇妙な死の病により、日本の社会構造は激変。将軍職は女子へと引き継がれ、大奥には希少な男子が囲われ、「美男3千人」と称される男の世界が築かれていくのでした。

『大奥 2023』の登場人物とキャスト

徳川家光/千恵(堀田真由)

3代徳川家光の隠し子。家光の死後、春日局が家光の身代わりとして立てた最初の女将軍。

病が広がったことによって、将軍職を初めて引き継がれることになった将軍・家光を演じるのは、女優の堀田真由です。堀田真由は、「アミューズオーディションフェス2014」でWOWOWドラマ賞を受賞。その後の主な出演作品には、2017年NHK『わろてんか』や2018年『チア☆ダン』、2018年映画『虹色デイズ』や2019年映画『あの日のオルガン』になどに出演しています。

万里小路有功/お万(福士蒼汰)

貧乏公家の三男。春日局の陰謀により還俗させられ、千恵の小姓となりました。その後、家光の側室となります。

後に家光になる千恵の小姓から側室にあがる万里小路有功を演じるのは、俳優の福士蒼汰です。福士蒼汰は、2011年ドラマ『美咲ナンバーワン!!』で俳優デビュー。主な出演ドラマには、『仮面ライダーフォーゼ』、2014年『きょうは会社休みます。』、2015年『恋仲』、2017年『愛したって、秘密はある。』など。出演映画は、2015年『ストロボ・エッジ』、2016年『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、2018年『プラスの魔女』、2019年『ザ・ファブル』などがあります。

徳川綱吉/徳子(仲里依紗)

家光の三女で4代将軍・家綱の妹。ひとり娘の松姫を亡くし、その後、世継ぎを作ることを強いられるが懐妊できずにいます。その理由が自分の過去にあると考えた父・桂昌院の頼みで「生類憐みの令」を発布しました。

5代将軍・綱吉を演じるのは、女優の仲里依紗です。仲里依紗は、ティーン誌のモデルで活躍した後、女優として活動を始めました。2006年、深川栄洋監督作『アイランドタイム』で映画デビュー。同年、細田守監督のアニメ映画『時をかける少女』の主人公の声優を務め注目されました。2008年には『純喫茶磯辺』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞と毎日コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞しました。その後、2010年実写版『時をかける少女』ではアニメ版に続き主演を務め、同作と『ゼブラーマン ゼブラシティのぎゃぅ集』の2作品で第34下位日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。現在まで数々の話題作に出演し活躍を続けています。

右衛門佐/水無瀬継仁(山本耕史)

水無瀬権中納言の息子。御台所によって京から呼び寄せられた美青年ですが、実は野心に溢れた曲者。綱吉に取り入って、大奥を掌握します。

野心に溢れ、綱吉に取り入る青年・右衛門佐を演じるのは、俳優の山本耕史です。山本耕史は、0歳からモデルを始め、1987年舞台『レ・ミゼラブル』で俳優としての活動を開始。1993年ドラマ『ひとつ屋根の下』で注目され、2004年大河ドラマ『新選組!』で一躍、人気俳優となりました。

徳川吉宗(冨永愛)

徳川8代将軍。幕府の財政難に対して、しきたりにこだわらず大胆に改革をおこないます。

8代将軍・吉宗を演じるのは、モデルで女優の冨永愛です。冨永愛は、モデルとして17歳で米NYコレクションデビューを果たしたことで、注目を浴びます。その後10年間、世界的なトップモデルとして活躍。東京に拠点を移して以降は、雑誌やCMのほか、映画やテレビで女優としての挑戦も続けています。出演作品には、映画『デビルマン』、松本人志監督の映画『R100』、NHKドラマ『ロング・グッドバイ』などがあります。

加納久通(貫地谷しほり)

吉宗に仕え、御用取次として吉宗の片腕ともいえる存在です。

吉宗に生涯を捧げている加納久通を演じるのは、女優の貫地谷しほりです。貫地谷しほりは、2004年映画『スウィングガールズ』などに出演後、2007年NHK連続テレビ小説『ちりとてん』でヒロインを務めます。その後、映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のナレーションも務めました。他、出演作には、2013年映画『くちづけ』主演、2015年映画『白ゆき姫殺人事件』、2016年『早子先生、結婚するって本当ですか?』、2016年舞台『ガラスの仮面』主演、2017年NHK大河ドラマ『おんな城主、直虎』があります。2008年にはエランドール賞新人賞、2014年には第56下位ブルーリボン賞主演女優賞を受賞しています。

 

水野祐之進(中島裕翔)

貧乏旗本で幼馴染のお信を愛していたが、身分の違いで結婚できなかった。自分のせいでお信が婿取りをしないため、大奥を決意しました。吉宗の最初の夜伽相手「ご内証の方」に選ばれます。

幼馴染のために大奥行きを決めた水野祐之進を演じるのは、Hey! Say! JUMPのメンバー・中島裕翔です。中島裕翔は、2014年『水球ヤンキース』で連続ドラマの単独初主演を務め、その後2016年『ピンクとグレー』で映画初主演を務めました。その他、主な出演作品には、2015年『デート~恋とはどんなものかしら~』、2016年『HOPE~期待ゼロの新入社員~』、2017年映画『僕らのごはんは明日で待ってる』、2018年『SUITS/スーツ』、2020年『SUITS/スーツ2』などがあります。

『大奥 2023』に対するネットの評判は?

 

 

 

『大奥 2023』のレビュー・総評

漫画『大奥』のドラマ化は、2010年代にも民放が制作しており、その印象が残っている人もおり、原作の印象と合わせて、今回の大奥 ドラマはどんな演出になるのかと楽しみにしている視聴者も多数。その期待に応える豪華キャストと絢爛豪華な映像美に「話数が短いのが勿体ない!」と思えるほどです。男女の立場が逆転することで見える不条理さなど、新しい視点も多いのが魅力の作品です。

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