【2023 冬ドラマ】子役も大活躍!『リエゾン〜こどもの心診療所』レビュー

【2023 冬ドラマ】子役も大活躍!『リエゾン〜こどもの心診療所』レビュー

主演・山崎育三郎とヒロイン・松本穂香に加え、500人近い候補者から選ばれた実力派リエゾン 子役たちも多数出演している『リエゾン~こどもの心診療所』。

原作は、発達障害の凸凹を抱える精神科医&研修医が、生きづらさを抱える子どもと親に向き合う同名漫画で、現在も「モーニング」で人気連載中です。この話題の人気漫画を『Dr.コトー診療所』の脚本を担当した吉田紀子が手掛けました。

そんな、『リエゾン~こどもの心診療所』を紹介していきます。

目次

Contents

作品情報

  • 放送開始日:2023年1月20日(金)23:15~
  • 原作漫画:ヨンチャン、竹村優作『リエゾン-こどものこころ診療所』(モーニング掲載)
  • 脚本:吉田紀子 ニシオカ・ト・ニール
  • 音楽:木村秀彬
  • 制作:テレビ朝日

リエゾンとは、フランス語で「連携・つなぐ」を意味する言葉。リエゾン精神医学とは、医師や臨床心理士、精神医療の専門家が、他の診療科や、さらに広義には教育・行政・福祉などと連携しながら、ワンチームで総合的な医療サービスを行うことです。

自らも発達障害の凸凹を抱える児童精神科医と研修医が、生きづらさを持つ子どもと親にまっすぐに向き合う新しい形の医療ドラマです。

原作は累計100万部を突破した同名漫画で、「第4回THE GATE」大賞を受賞したヨンチャンが原作を手掛け、「第1回漫画脚本大賞」奨励賞を受賞した竹村優作が原作という、黄金コンビの人気作品。脚本は、『Dr.コトー診療所』を書いた吉田紀子が手掛けます。

『リエゾン〜こどもの心診療所』あらすじ

小児科の研修医・遠野志保は、遅刻や忘れ物が絶えず、問題行動も多く指導医からも怒られ続け、ついには重大な医療ミスにつながり兼ねないミスを犯してしまい「小児科医はあきらめろ」と言われてしまいます。

ショックを受けた志保が向かった先は、小児科・心療内科の「りえ・こどもの診療所」。子どもの頃に院長の佐山りえに優しく対応してもらったその場所は、「さやま・こどもクリニック」と名前が変わっており、院長の佐山卓が臨床心理士の向山和樹とともに、発達障害などにより、生きづらさを抱える子どもとその家族たちの診療をおこなっていました。

『リエゾン〜こどもの心診療所』の登場人物とキャスト

佐山卓(山崎育三郎)

児童精神科、さやま・こどもクリニックの院長。佐山自身も発達障害(ASD)があります。大病院の御曹司ですが、叔母の経営していた小さなクリニックを引き継ぎ、一族には変わり者と思われています。しかし佐山には、患者やその家族に寄り添いたいという信念がありました。

院長の佐山を演じるのは、俳優で歌手の山崎育三郎です。2007年ミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役で本格デビューし、以降ミュージカル俳優として活躍。ドラマは、2015年『下町ロケット』で注目を浴び、その後はドラマにも出演。実写映画『美女と野獣』では野獣の日本語吹き替え版も担当しました。

遠野志保(松本穂香)

大学病院で、研修医として小児科医の研修を受けていましたが、ミスが多く、重大な事故に繋がり兼ねない失敗から、教授から医者になることは諦めろと言われてしまいます。そんな中、自身の発達障害(ADHD)を知り、医者への道を諦めようとしましたが、佐山との出会いにより、「さやま・こどもクリニック」で研修することになります。

本作の主人公でもあり、さやま・こどもクリニックに研修に入る遠野志保を演じるのは、女優の松本穂香です。松本穂香は、2015年主演短編映画でデビュー。その後、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』青天目澄子役で話題になります。その後、『この世界の片隅に』、映画『おいしい家族』、『君が世界のはじまり』、『みをつくし料理帖』などに主演するなど、活躍の幅を広げています。

向山和樹(栗山千明)

さやま・こどもクリニックの臨床心理士。また、スクールカウンセラーとして小学校で先生や生徒の相談にものっています。常に冷静で、一見クールに見えますが、優しい心をもっており、佐山のよき理解者としてクリニックを支えています。

さやま・こどもクリニックの女房役・向山和樹を演じるのは、女優の栗山千明です。栗山千明は、ドラマでは『遺留捜査』や『不機嫌な果実』、『信長燃ゆ』や『アルジャーノンに花束を』、『チーム・バチスタ4螺鈿迷宮』などに話題作に数多く出演。

映画は、『バトルロワイヤル』や『KILL BILL.vol1』、『妖怪弾戦争』や『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』などに出演しています。声優として洋画の吹き替えを担当したり、歌手としてCDデビューしたりと、多岐に渡って活躍しています。

川島雅紀(戸塚純貴)

訪問看護ステーションで働いている看護師。サーフィン好きで、常にアロハシャツを着ていて、見た目もノリも軽いですが、仕事には誠実です。昔からの付き合いである佐山に信頼を寄せており、さやま・こどもクリニックと連携して訪問看護をおこなっています。

見た目は派手ですが誠実な看護師・川島雅紀を演じるのは、俳優の戸塚純貴です。戸塚純貴は、第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「理想の恋人」賞を受賞。その後、2012年ドラマ『仮面ライダーウィザード』を始め、『警視庁心理捜査官・明日香5』、『カインとアベル』などに出演。2016年には『ゼクシィ』のCMで史上初のCMボーイを務めました。2017年には『痛快スカッとジャパン!』にレギュラー出演するほか、映画『ケアニン~あなたでよかった』で主演として活躍しました。

堀凛(志田未来)

言語聴覚士で、元小学校の教師。さやま・こどもクリニックの他に、小学校の支援学級など、さまざまな現場に出向いて働いています。普段はロリータファッションですが、見かけに似合わず強気で姉御肌。人一倍熱く、志保のことを妹のように可愛がっています。

強気で姉御肌の言語聴覚士を演じるのは、女優の志田未来です。志田未来は、2005年ドラマ『女王の教室』に出演。2006年『14才の母』では主演を務め、『探偵学園Q』や『正義の味方』、『小公女セイラ』や『まっしろ』などのドラマに出演。映画では、『食堂かたつむり』や『グッドモーニングショー』、声優としてアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』や『風立ちぬ』の話題作にも出演しています。

市川渚(是永瞳)

さやま・こどもクリニックの受付担当。シングルマザーで、生後4か月の息子・賢を溺愛しています。

クリニックの受付・市川渚を演じるのは、女優の是永瞳です。是永瞳は、2016年『第1回ミス美しい20代コンテスト』でグランプリ獲得。その後、ドラマ『ハゲタカ』や『僕の初恋をキミに捧ぐ』に出演しています。

佐山りえ(風吹ジュン)

現院長・佐山卓の叔母で、かつて小児科・診療内科「りえ・こども診療所」を経営していました。幼少期の志保は、親に内緒で優しいりえ先生の元を訪れてお世話になっていました。

佐山医院長の叔母・佐山りえを演じるのは、女優の風吹ジュンです。風吹ジュンは、1974年度初代ユニチカマスコットガールを務め、同年歌手デビュー。1975年にはドラマ『寺内貫太郎一家2』で女優として活動を始めます。その後、映画やドラマ、CMで活躍を続け、1991年の映画『無能の人』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞やブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。代表作には、『魂萌え!』や『そして父になる』、『永遠の0』やNHK大河ドラマ『風林火山』、『それでも、生きてゆく』などがあります。

リエゾン 子役たち

リエゾン 子役たちは、大河ドラマや朝の連続テレビ小説などの大作に出演していた名優ばかりです。まさに子役 オールスター!そんなリエゾンに出演している子役たちも紹介していきます。

  • 加藤柚凪(かとうゆずな)…ドラマ『監察医 朝顔(主人公の娘・つぐみ役)』やその他多くのCMや映画などに出演
  • 古川凜(ふるかわりん)…朝ドラ『カムカムエブリバディ』、ドラマ『となりのチカラ』などに出演
  • 鈴木梨央(すずきりお)…大河ドラマ『八重の桜』や朝ドラ『あさが来た』などに出演
  • 浅田芭路(あさだはろ)…朝ドラ『なつぞら』、『ちむどんどん』、『舞い上がれ!』などに出演
  • 川原瑛都(かわはらえいと)…朝ドラ『とと姉ちゃん』、ドラマ『カンナさーん!』などに出演
  • 佐藤恋和(さとうれんわ)…大河ドラマ『西郷どん』、朝ドラ『なつぞら』、『イチケイのカラス』などに出演
  • 沢田優乃(さわだゆの)…大河ドラマ『晴天を衝け』、ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』などに出演

『リエゾン〜こどもの心診療所』に対するネットの評判は?

『リエゾン〜こどもの心診療所』のレビュー・総評

生きづらさを抱える子どもたちを通じて、さまざまなことを考えさせられるドラマです。子役たちの演技も圧巻で、発達障害という難しいテーマを真摯に演じ切っていることには驚くしかありません。一番大切な子どもの時期を大切に寄り添おうとする姿には、優しい気持ちになる反面、子どもの姿に自分を反映させて苦しくなるくらい感情移入してしまう人も多いようです。

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