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在宅時間が増えて時間を持て余している皆さん、秋の夜長をどうしようかと悩んでいる皆さん、Netflixで世界のホラーを巡るなんていかがですか?
「ホラーなんてどれも一緒」と思っていらっしゃる方。実はその国ごとの宗教や文化、気候なんかも混ざりあってホラーといえども世界観がそれぞれ違うんですよ。
そんな違いがわかるNetflixのおすすめホラーを紹介しましょう。
〇日本
『鬼談百景』
まずはジャパニーズホラーから。
6人の監督による10話のオムニバス作品。
監督:中村義洋、白石晃士、安里麻里、岩澤宏樹、大畑創、内藤瑛亮分
エピソード:
・追い越し
・影男
・尾けてくる
・一緒に見ていた
・赤い女
・空きチャンネル
・どこの子
・続きをしよう
・泥棒
・密閉
一話10分程度の短編となっているので、サクサクと見れるのがおすすめ。しかもジャパニーズホラーだけあって、10分のストーリーでもしっかり頭に入ってしまうので、恐怖もサックり味わえちゃいます。
〇韓国
『クェダム:禁断の都市怪談』
続いてお隣の国、韓国のこちらも全8話のオムニバス作品になっています。街に夜のとばりが下りる頃、暗闇の中で人ならぬ邪悪なものがうごめきだす。まことしやかにささやかれる都市伝説に基づいた、血も凍るような戦慄のホラー短編集。
エピソード:
・隙
・目的地
・客
・好奇心
・赤い靴
・異次元
・敷居
・誕生
一話7~15分程度の短編。韓国のテイストが色濃く出ている作品や、日本にもあるお話に近い作品など、似て非なる恐怖が味わえるオムニバス作品です。
〇台湾
『返校』
ホラーゲーム好きなみなさんはこの作品が台湾のRed Candle Gamesが2017年に発表したホラーアドベンチャーゲームの実写版という事にお気づきでしょう。心機一転、新たな生活を始めるため田舎の高校に転校してきた女子生徒。そこで待っていたのは、思わぬ裏切り、不可解な現象、そして呪われた秘密。
あらすじ:
放課後の教室でいつの間にか眠り込んでしまった女学生のファン・レイシン。目を覚ますと周りに学生は誰も居らず、別世界のような学校は不気味な空気に満ちていた。不安に駆られながら校内をさまよっているうちに、秘密の読書会メンバーのウェイ・ジョンティンと出会い、力を合わせて学校から脱出しようと試みるも外へ出ることはできなかった。2人が進む先には、悪夢のような光景が次々と待ち受けていた。消えた同級生と先生を探す2人は切なくも恐ろしい真相へと近づいていく。
ノスタルジックな雰囲気と歴史映画でありつつ、ホラーというフィクションな要素もあるこの作品。できれば少し台湾の歴史的背景「白色テロ」を知ってから見ていただきたい作品です。
〇アメリカ
『ミッドサマー』
ミッドサマーはホラーではなく「フェスティバル・スリラー」という新たな形容を冠しました。
上映中、女性を中心に熱狂的な支持を受け、伏線や謎をめぐる考察も白熱したこの作品。本当に怖いものとは...
あらすじ:
女子大学生のダニーはメンタルが不安定な面があり、恋人であるクリスチャンに頼り切りの日々を過ごしていました。そんな中、ダニーの妹が、両親を巻き込んだ一家心中をした事で家族全員を失います。ダニーの精神不安は、更に大きいものとなってしまったのです。一方でクリスチャンは不安定なダニーにうんざりしつつも最後の一言が言えず別れられません。翌年の夏、クリスチャンは友人・ペレの誘いで、スウェーデンのホルガ村に行く予定を計画。そこでは90年に一度の夏至祭が行われており、彼らはそれを論文を書くために向かうつもりでした。ところが、ダニーにはその計画を一切を知らせていなかったため、彼女から激怒されてしまいます。ですが、ひょんなことから彼女も旅行へ同行することになります。ホルガ村には雲一つない青空が広がり、明るい村人に迎え入れられて満足げな学生たち。しかし徐々に「ミッドサマー(夏至祭)」の狂気に気づいていくのです...
青空と民族衣装の白色が織り成すガーリーな雰囲気、村人の笑顔、そこで繰り広げられる恐怖。その異様なコントラストが恐怖を助長させるのです。
〇ノルウェー
『ミステリーバス』
北欧のドラマもラインナップが増え色々な作品を見れるようになってきました。その中でもちょっと珍しいホラー。全6話の作品で1話ごとに完結するオムニバス作品です。
エピソード:
・究極の犠牲
・狂気の3兄弟
・毒筆
・モルモット
・古い学校
・暗黙のタブー
一話30分程度のストーリーですが、濃いめの内容になっています。ストーリーの節々に垣間見える北欧感やノルウェーテイストはクセになりそうな感じです。思わず一気見してしまうかも!?
〇インド
『恐怖のアンソロジー』
ボリウッドで有名なインドからの異色とも言えるホラー作品で、4名の監督による身の毛もよだつ全4話の短編作品です。
エピソード:
・看護師
・鳥
・モンスター
・ばあば
一話35分程度の短編ですが、インドテイストのホラーととるか、ブラックコメディととるかで感想は違ってくると思います。あなたの知らない世界や世にも奇妙な物語を彷彿とさせる作品です。
まとめ
世界のホラー6作品を紹介しましたが、どんなに近くとも文化や宗教の違いは作品に現れてきます。遠い国ならばなおのこと。ホラー作品と言うだけでなく、その国その国のベールに包まれている恐怖という概念を垣間見ることができるので、その部分を楽しむのもいいのではないでしょうか?秋の夜長に、海外の恐怖に思いを馳せてみませんか?