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「普通のドラマにはしたくない」というお笑い芸人であり脚本家・バカリズムが書いた完全オリジナルストーリー『ブラッシュアップライフ』。主人公には、民放ドラマ初主演の安藤サクラを主人公に起用し、他キャストも人気実力とも豪華なメンバーが集結しています。本作は、一見普通に見える人たちが複雑に絡みあうヒューマンドラマをタイムリープという形で、笑いと緊張感を持って表現しています。
今回は現在放送中、これからどんな展開をみせるのか楽しみな日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』について紹介していきます。
作品情報
- 放送開始日:2023年1月8日
- 放送時間:日曜日 10:30~
- 脚本:バカリズム
- 演出:水野格、狩山俊輔
- 制作:日本テレビ
芸人バカリズム×安藤サクラがタッグを組んだヒューマンコメディー。バカリズムが笑いを含んだ細かな人間描写のあるオリジナルストーリーを脚本し、安藤サクラ他、豪華キャストが集合した2023年注目の冬ドラマです。次々に現れる人気キャストの演技や、繰り返す人生で、同じ場面でありながら違う未来を選択する細部の演出が光るドラマです。
『ブラッシュアップライフ』のあらすじ
実家に住み、地元の市役所で働く独身33歳の近藤麻美は、ある日突然トラックにはねられ死んでしまいます。死後の案内人により、「来世をオオアリクイとして生きるのか、自分の人生をやり直し徳を積めば別の人生を選べる…かもしれない」と提案されます。人生をやり直す決意をした麻美が目を開けると、そこは産婦人科のベットの上で、目の前には若い父と母がいるのでした。そして、麻美の2周目の人生が始まるのでした。
『ブラッシュアップライフ』の登場人物とキャスト
近藤麻美 (安藤サクラ)(保育園時代:永尾柚乃、小学校時代:和田愛海 、中学校時代:安原琉那)
主人公(あーちん)。実家で両親と妹の4人で暮らしており、地元の市役所で窓口業務をしています。ある日突然トラックにはねられ死んでしまいますが、死後の世界の受付係に、「来世をオオアリクイでないものに生まれ変わるためには、人生をゼロからやり直して徳を積まなければいけない」と言われ、生前の記憶を持ったまま赤ちゃんに生まれ変わるのでした。
主人公(大人)の近藤麻美を演じるのは、女優の安藤サクラです。父親は映画監督で俳優の奥田瑛二、母親はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤モモ子です。2007年、父・奥田監督の映画『風の外側』でデビューし、ヒロインを演じました。2009年には、園子温監督の『愛のむきだし』で高崎映画祭最優秀新人賞とヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。2010年には、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でアジアン・フィルム・アワードの助演女優賞にノミネートされています。その後も、独特の存在感を発揮し、数々の作品を好演していますが、民放ドラマでの主演は本作が初めてです。
保育園時代の麻子を演じるのは、子役の永尾柚乃です。現在、6歳で女優やモデルとして活躍中です。1歳からデビューし、2023年には雑誌『小学1年生』のモデルに起用されています。
小学校時代の麻子を演じるのは、子役の和田愛海です。現在、9歳で主にミュージカルや舞台で活躍する女優です。出演作には、ミュージカル『足長おじさん~ジュディ物語2019』や、舞台『アニー』などがあります。
中学校時代の麻子を演じるのは、女優の安原琉那です。安原琉那は、2019年NHK連続テレビ小説『スカーレット』や2021年ドラマ『その女、シルバ』、2022年映画『あこがれ色彩』や『耳をすませば』などに出演しています。
門倉夏希(夏帆)(小学校時代:小吹奈合緒、中学校時代:早瀬憩)
麻美の親友であり、小・中学校の同級生。
麻美の親友・夏希(なっち)を演じるのは、女優の夏帆です。夏帆は、小学生のときに雑誌『ピチレモン』のモデルを務め、2004年には、三井不動産のCM「三井のリハウス」の11代目リハウスガールとして出演しました。ドラマ『ケータイ刑事』シリーズの4作目『ケータイ刑事 銭形雫』では主演を務め、劇場版作品にも出演しました。2007年には、映画初主演作の『天然コケッコー』で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の新人賞を受賞。2015年の『海街diary』では、綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すずとともに主人公の姉妹を演じて、第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しました。他、数々の話題作でも活躍しています。
米川美穂(木南晴夏)
麻美の親友であり、小・中学校の同級生
麻美の親友・美穂(みーぽん)を演じるのは、女優の木南晴夏です。木南晴夏は、第1回ホリプロNEW STAR AUDITIONでのグランプリ受賞をきっかけに芸能界に入りました。2004年にはドラマ『桜咲くまで』で女優デビュー。以降、ドラマでは、NHK連続テレビ小説2005年『風のハルカ』、2010年『てっぱん』他、2009年『銭ゲバ』や2010年『素直になれなくて』『モリのアサガオ』などに出演しました。映画は2005年『ZOO』にて初出演し、浦沢直樹の人気漫画を映画化した「20世紀少年」シリーズで2008年からカンナの同級生・小泉響子役を演じて注目されました。
田邊勝(松坂桃李)
麻美の元カレ。1周目の麻田邊勝美の人生では、大学で出会い交際しますが、ギャンブルにはまり、麻美に借金をしたまま返済せずに破局を迎えています。
麻美の元カレ・田邊勝を演じるのは、俳優の松坂桃李です。松坂桃李は、2009年『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビュー。2012年には映画『ツナグ』で主演し第36回日本アカデミー賞新人俳優賞、2019年には映画『弧狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、2020年には映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をそれぞれ受賞し、活躍を続けています。
福田俊介(染谷将太)
小・中学校の同級生。元売れないミュージシャンで、現在は地元のラウンドワンの店員です。
ラウンドワンの店員である福田俊介(福ちゃん)を演じるのは、俳優の染谷将太です。染谷将太は、2002年、9歳の時に映画『STACY』でデビュー。2009年に『パンドラの匣』で長編映画初主演を務めました。2011年には園子温監督作の『ヒミズ』でべネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀賞新人賞)を日本人で初めて受賞しました。その後も若手俳優として躍進し、2014年と2015年には『寄生獣』2部作で主演を務めるなど、話題作にも数多く出演しています。
田上静香(市川由衣)
同級生。1周目の麻美の人生で成人して福田俊介と結婚するが、その後、離婚しています。
同級生の田上静香(しーちゃん)を演じているのは、女優の市川由衣です。市川由衣は、モデルとして活躍後、2001年ドラマ『渋谷系女子プロレス』で女優デビュー。2003年ドラマ『ヤンキー母校に帰る』、映画『呪怨』『呪怨2』、2006年映画『サイレン』で主演を務めるなど、ドラマや映画、舞台で活躍しており、近年ではNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』などにも出演しています。
三田哲夫(鈴木浩介)
中学の時の社会科教師。ねちっこい性格で生徒から嫌われています。
教師の三田哲夫(ミタコング)を演じているのは、俳優の鈴木浩介です。鈴木浩介は、大学在学中に青年座研究所に入所。2004年に退団後はテレビドラマを中心に活動しています。代表作には、ドラマでは2005年『理想の生活』、2006年『それでもボクはやってない』、2007年『LIAR GAME』シリーズ、2009年『臨場』『メイちゃんの執事』、2012年「ドクターX~大門未知子~」などがあります。映画では、2005年『ALWAYS 三丁目の夕日』に出演しています。
谷口裕二(竹森千人)
国保年金課の課長で麻美の上司。
市役所の麻美の上司を演じるのは、お笑いトリオ・フラミンゴの竹森千人です。竹森千人は俳優としても活躍しており、2011年『はやぶさ/HAYABUSA』や2016年『シン・ゴジラ』などの話題の映画に出演しています。また、2015年映画「ミニオンズ」では声優としても活躍しています。
池脇洋子(中田クルミ)
麻美の保育園時代の保育士。
保育士の洋子先生を演じるのは、女優の中田クルミです。中田クルミは、多ジャンルの雑誌でモデルを務めるモデルです。DJとしても活躍するほか、ドラマや映画にも出演しています。出演作品には、2021年ドラマ『リコカツ』や2016年映画『劇場版 新・ミナミの帝王』などがあります。
森山玲奈(鈴木凜子)
麻美の保育園時代の友達。
麻美の幼少期の友達を演じるのは、子役の鈴木凜子です。鈴木凜子は、現在も『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』にレギュラー出演しています。
玲奈の父親(勢登健雄)
麻美の友達・玲奈の父親。
玲奈の父親を演じるのは、お笑いタレントであり、俳優の勢登健雄です。勢登健雄は、2003年にデビュー後、2003年ドラマ『ブラックジャックによろしく』、2005年CM『キャノンホームページ』、2007年舞台『せとたけお』、2008年映画『山桜』など、多方面で活躍しています。
死後案内所受付係(バカリズム)
死後の世界の案内人。トラックに轢かれて亡くなってしまった麻美に、来世はグアテマラのオオアリクイに生まれ変わるか、今世をやり直して徳を積むことで、違う生き物に生まれ変わる可能性を高めるかの選択肢を提示します。
死後案内所の受付係を演じるのは、お笑い芸人のバカリズムです。バカリズムは、お笑い芸人として、定期的に開催される単独ライブのチケットは即完売になるなどの人気を誇っています。その活動の幅は広く、テレビでのレギュラー番組の出演やナレーション、俳優、脚本やイラスト、書籍などでも活躍しています。
脚本家としては、2014年ドラマ『素敵な選TAXI』では、脚本・出演で第3回市川森一脚本賞<奨励賞>、2020年映画『架空OL日記』では、原作・脚本・主演で第36回向田邦子賞を受賞しています。
『ブラッシュアップライフ』に対するネットの評判は?
#ブラッシュアップライフ
あ〜このドラマ面白すぎるな。まずは地方独身女性を主人公にしているとこ、何気ない仕草会話に親近感しかないとこ、小さな川も最後は海に辿り着くように全ての会話が伏線となり物語を形成していくとこ。そんでこのキャスティング。2023年初っ端からこんな贅沢良いんですかね pic.twitter.com/TXtmioFvF1— むぎ 보리 (@yugaarutoko_) January 17, 2023
https://twitter.com/anne_co63/status/1614486019696652290
冬のドラマで好きなのは「ブラッシュアップライフ」今の人生をもう一度はじめから経験するという内容も面白いし、自分だったら2周目はどんな風に生きるかな?と妄想するのも楽しい。そして何よりシーン毎にカラーが統一されているので見てて落ち着くし心地よい。スタイリングもカラーを合わせていて♡ pic.twitter.com/URdUkmCcaA
— YaMa (@tadaima123) January 15, 2023
『ブラッシュアップライフ』のレビュー・総評
目が離せないストーリー展開と豪華キャストが次々に出てくるテンポの良さで、まだ放送が始まったばかりですが「何度も見たくなるドラマ」と好評です。人生を何度も繰り返す主人公の麻美と一緒に、自分の周りの人たちを多角的に見る体験はコメディをたっぷり含んでいて楽しんで見られます。また、その時代の空気を感じられる設定や演出など、エンディングテーマを用意せずその当時の懐かしい名曲がエンディングに流れるという凝った作りにも「さすが!」という声が多数あります。
まだまだこれからの展開が気になる日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』。今までの話を見逃した人も、もう一度あのシーンを見たい人も、TVerやhuluの見逃し配信などで是非ご覧ください!