金ローで『君の名は。』放送!大ヒットの理由や魅力を改めて解説

金ローで『君の名は。』放送!大ヒットの理由や魅力を改めて解説

金ローで『君の名は。』放送!大ヒットの理由や魅力を改めて解説

新海誠監督の最新作『すずめの戸締り』が、2022年11月11日(金)に公開しました。それを記念して、10月28日に日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で『君の名は。』が放送されましたね。

2016年に公開された『君の名は。』は、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録しましたが、その魅力はどこにあったのでしょうか。今回は、その魅力について改めて解説をしていきます。

目次

Contents

『君の名は。』のあらすじ

千年ぶりとなる数星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習などに鬱屈としながら、小さく狭い町で、都会への憧れを強くしながら毎日を過ごしていました。

そんなある日、自分が男の子になり、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する夢を見ます。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっている夢を見ました。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間に二人は自分たちが入れ替わってることに気づきました。

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉は、残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていきました。

しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまいます。入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心しますが、辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていました。

『君の名は。』が大ヒットした4つの理由

『君の名は。』が、聖地巡礼までされるほど大ヒットした背景には

  • 美しい景色
  • 魅力的なキャラクター
  • RADWIMPSによる壮大な音楽
  • 日本文化へのリスペクト

の4つが挙げられます。それぞれ順番に見ていきます。

美しい景色

本作においては景色の美しさが、作品のテーマと密接に絡んでいます。例えば、三葉たちが「こんな村嫌だ」と話しているシーンで映される、学校の帰り道の風景も美しくて魅力的です。

田舎だけでなく、コンクリートジャングルである東京もとても美しく描かれています。これまでの作品でも新海監督が描いてきた風景は、現実よりも美しく見え、そして現実でこのような美しさを探してみたい、と思えるものになっているため、聖地巡礼をする方も多くいるのでしょう。

魅力的なキャラクター

メインとなる瀧、三葉(高校生)だけでなく、小学生女子(四葉)からおばあちゃんまで幅広い年代のキャラクターが登場することで、多くの人が自分と重ね合わせる登場人物を見つけることができます。

長澤まさみさん演じる、奥寺先輩もファンの多いキャラクターの1人です。彼女は主人公の問題や行動から“一歩引いた”オトナな女性で、青春映画に対して斜に構えがちな人たちにとっても感情移入がしやすく、多くのファンを獲得する大きな要因となりました。

RADWIMPSによる壮大な音楽

『君の名は。』の主題歌を含めた音楽を手掛けたのは、大人気バンドのRADWIMPS。インストを含めて、計26曲が映画のために作られています。楽曲の作詞・作曲を担当した野田洋次郎さんは脚本や絵コンテのやり取りを、映画が完成するまでの1年半ずっと続けていたそうです。

『君の名は。』の次の作品『天気の子』、『すずめの戸締り』でも、RADWIMPSが作品全体の楽曲を担当しています。『前前前世』などの歌詞が作品にリンクしているなど、新海監督作品は、RADWIMPSなしではあり得ないと言っても過言ではないほどの抜群の相性の良さを見せてくれています。

日本文化へのリスペクト

『君の名は。』は、LINEや日記をクラウドに保存しているなど、現代の技術を上手く使いながらコミュニケーションをとっています。一方で、三葉が巫女であったり、氏神、あの世とこの世、黄昏時など日本の古くからある価値観を大切にしている描写も多く描かれています。

これは、本作が古典の『とりかえばや物語』のほか、小野小町が詠んだ歌が本作のモチーフになっているところから来ているそうです。

まとめ

今回は、何度見ても多くの感動を与えてくれる『君の名は。』の魅力を改めてまとめてきました。筆者はRADWIMPSのファンということで映画館で鑑賞しましたが、まんまと新海誠監督のファンになりました。主人公の心の動きや周りのキャラクターたちの魅力もさることながら、その映像美が新海誠監督の作品の最大の魅力ではないでしょうか。

最新作『すずめの戸締り』も圧倒的な映像が期待できそうですので、是非劇場で鑑賞しましょう!

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