【新作映画】二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』レビュー

二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』レビュー

二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』レビュー

2022年12月9日公開の映画『ラーゲリより愛を込めて』は、第二次世界大戦終了後のシベリアを舞台に、強制収容所(ラーゲリ)での劣悪な環境の中、いつか必ず帰国するという希望を捨てずに仲間と生き抜いた山本幡男さんの実話をもとにした物語です。

主人公の山本さんを演じるのは、演技力に定評のある二宮和也。そして、仲間たちにも豪華キャストが起用されています。

今回は、そんな『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじやキャスト、レビューをご紹介していきます。

目次

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作品情報

  • 映画公開日:2022年12月9日
  • 原作:辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』
  • 監督:瀬々敬久
  • 脚本:林民夫

原作の『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』は、発行部数250,000部を超えるベストセラーで、第11回講談社ノンフィクション賞、第21回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しています。

零下40度の厳冬の地であるシベリアの強制収容所(ラーゲリ)での厳しい生活をリアルに描写しながら、その中でも「かならず帰国(ダモイ)の日は来る」と懸命に生き、仲間を励まし続けた山本幡男を中心に物語は進んでいきます。

『ラーゲリより愛を込めて』のあらすじ

終戦8年後、厳しい検閲を潜り抜け山本に妻からの葉書が届きます。「あなたの帰りを待っています」という文面に涙し、ダモイの日を強く思う山本でしたが、彼の体は病魔に侵されていたのでした・・・。

仲間の決死の覚悟のおかげで医者に診てもらえた山本ですが、医者は非情にも余命3ヶ月を宣告します。それでも家族への再会を諦めない山本に対し、仲間たちは遺書を書くように進言。震える手で遺書をしたためた山本でしたが、ラーゲリ内では、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、山本の遺書は没収されてしまいます。このまま、山本の想いは、シベリアに閉ざされてしまうのでしょうか・・・?

『ラーゲリより愛を込めて』の登場人物とキャスト

山本幡男(二宮和也)

無実のスパイ容疑により、日本に妻と4人の子どもを残してラーゲリに収容されている主人公。妻と子どもとの再会するため、「ダモイ(帰国)」を信じ、劣悪な環境の中でも、同じ抑留者の仲間を励まし、仲間の生きる希望になっていきます。

主人公の山本幡男を演じるのは、嵐の二宮和也です。音楽活動だけでなく、バラエティ番組にも出演し、国民的アイドルグループとして活躍してきました。また、俳優としても表現力に定評があり、『青の炎』や『硫黄島からの手紙』、『GANTZ』、『検察側の罪人』などに多数の作品に出演しています。

山本モジミ(北川景子)

山本幡男の妻。幡男が抑留されてからは、女手ひとつで4人の子どもを育て上げる。夫との約束を信じ、帰国を待ち続けています。

山本幡男の帰りを待ち続ける妻のモジミを演じるのは、北川景子です。北川景子は、モデルを経て、2003年に女優デビュー。出演作品には、『間宮兄弟』や『悪魔ちゃん』、『HERO』、『ワイルドスピードX3:TOKYO DRIFT』、『パラダイス・キス』、『君の膵臓をたべたい』、『約束のネバーランド』などがあります。

松田研三(松坂桃李)

戦場で戦闘に参加できず、目の前で友人を亡くした経験から自分のことを「卑怯者」と責め続け、傍観者を決め込んでいます。

心を閉ざした青年・松田研三を演じるのは、松坂桃李です。松坂桃李は、2011年に映画『アントキノイノチ』と『僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.』で第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第33回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞をしています。その他の出演作品は、2012年に映画『ツナグ』、2014年にNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、2015年に映画『マエストロ』、2017年にNHK連続テレビ小説『わろてんか』などがあります。

新谷健雄(中島健人)

生まれつき足が不自由で徴兵されなかったものの、漁の最中にラーゲリに連行されました。拾った犬のクロに自身の食料を分け与える心優しい青年。教育は受けておらず、山本から読み書きを教わっています。

心優しき素朴な青年・新谷健雄を演じるのは、SexyZoneの中島健人です。近年では俳優としても活躍しており、出演作品には、『大切なことはすべて君が教えてくれた』や『生まれる。』などがあります。その他、『BADBOYSJ』ではドラマと劇場版どちらでも主演を務めるなど、活躍の場を広げています。

山本顕一(寺尾聰)

山本幡男の長男の壮年期。幡男とは、10歳の時に満州からの帰国途中でソ連軍の爆撃に合い、離れ離れになりました。父の姿や言葉、家族の思い出を胸に母を支えてきました。

山本幡男の長男・山本顕一の壮年期を演じるのは、寺尾聰です。寺尾聰は、歌手として、1981年に発表した『ルビーの指輪』が、第23回レコード大賞、第12回日本歌謡大賞、第8回FNS歌謡祭などを受賞しており、2008年には紫綬褒章を受賞しています。俳優としては、1968年に『黒部の太陽』で俳優デビュー。近年では、NHK大河ドラマ『国盗り物語』や『軍師官兵衛』、連続テレビ小説『こころ』などの作品に出演しています。

相沢光男(桐谷健太)

軍人時代の「軍曹」という自分の階級に拘り、山本や松田に対して高圧的な態度をとる元軍人。特に山本を敵対視しています。

戦争が終わっても軍人としての自分を捨てられない相沢光男を演じるのは、桐谷健太です。桐谷健太は、2002年にドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビュー、その後、ドラマや映画で活躍している俳優です。出演作品には、『パッチギ』や『ROOKIES』、NHK大河ドラマ『龍馬伝』などがあります。2016年には、オリジナル楽曲『海の声』で第67回NHK紅白歌合戦に出場しました。

原幸彦(安田顕)

山本にロシア文学の素晴らしさを教え、山本の人格形成に大きな影響を与えた、同郷の先輩。ラーゲリの極限状態でとってしまった行動によって、心を閉ざしてしまいます。

山本幡男に大きな影響を与えた原幸彦を演じるのは、安田顕です。安田顕は、北海道出身で多数の作品に出演している演技派の俳優です。出演作品には、『man-hole』や、NHK連続テレビ小説『瞳』、『HK変態仮面』、『下町ロケット』など、映画やドラマ、舞台でも活躍しています。

『ラーゲリより愛を込めて』に対するネットの評判は?

無実の罪で極限の状況に置かれながらも、希望を捨てずに懸命に生きる山本幡男の姿に心打たれる人が続出していますね。

『ラーゲリより愛を込めて』のレビュー・総評

山本幡男を演じた二宮和也の演技も圧巻ですが、周囲のキャストの演技も流石の一言です。物語は、戦争が起こした悲劇が背景にはなっていますが、あくまで焦点は人に向いています。それゆえに感情移入もしやすいので、涙もろい人はハンカチ必須の作品になっています。

奇しくも、様々な不条理が起こり、世界を取り巻く状況が変化しつつある現在に発表となった今作。どんな環境の中でも希望を持ち続けた主人公の物語は、今を生きる私たちにも何かを教えてくれるかもしれません。

 

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