『美女と野獣』や『アラジン』に続く、ディズニーの新たな実写映画『リトルマーメイド』。ヒロインが黒人キャストであることにも注目が集まり、さまざまな論争を生みましたが、公開されると実写『アラジン』を越えるヒットを記録しており、日本でも6月25日までの短期間に興行収入が20億円を越え、順調に記録を伸ばしています。
今回は、話題のディズニー最新作、リトルマーメイド 実写について紹介します。
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作品情報
- 公開日：2023年6月9日
- 監督：ロブ・マーシャル
- 脚本：ジェーン・ゴールドマン、デヴィッド・マギー
- 原作：ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ『リトル・マーメイド』/ハリス・クリスチャン・アンデルセン『人魚姫』
- 音楽：アラン・メンケン、リン＝マニュエル・ミランダ
- 配給：ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
アンデルセンの『人魚姫』をディズニー独自の解釈でアニメ映画『リトルマーメイド』として発表されたのが1991年。それから30年以上の時を経て、新たな実写版『リトルマーメイド』が誕生します。監督は、映画『シカゴ』を担当したロブ・マーシャル。音楽は、主題歌「アンダー・ザ・シー」でアカデミー作曲賞を受賞した巨匠アラン・メンケンに加え、『モアナと伝説の海』のリン＝マニュエル・ミランダが担当します。美しい海の中を自在に動き回るキャラクター達と美しい風景、キャストの見事な歌声は、新たな『リトルマーメイド』の世界を展開しています。
『リトルマーメイド』のあらすじ
海の王女アリエルは、人間の世界に憧れているが、掟によって人間の世界に近づくことを禁じられていた。ある日アリエルは掟を破り、遭難した王子エリックを救う。この運命の出会いにより、アリエルの人間の世界に行きたいという気持ちはさらに大きく膨らむのだった。そして、海の魔女アースラに人間の姿になりたいと願ったアリエルは、「3日間だけ人間の姿になれる代わりに、アリエルの世界一美しい声を差し出すこと」というアースラとの恐ろしい取引を受け入れ、人間の住む世界へ飛び出していくのだった。
『リトルマーメイド』の登場人物とキャスト
アリエル（ハリー・ベイリー）
海の王トリトンの末娘。人間の世界に憧れており、陸上の物をたくさん拾ってコレクションしています。
ヒロインの人魚姫アリエルを演じるのは、歌手で俳優のハリー・ベイリーです。ハリー・ベイリーは、3歳から子役として活躍し、映画などに出演する一方で、父親に作曲を学び、YouTubeで楽器の演奏を学びました。11歳の時、姉のクロエとともに立ち上げたYouTubeチャンネルでビヨンセのカバー曲を発表して人気を獲得。その後、2018年には俳優として本格的に俳優デビューしています。今作では、美しい歌声を持ち、若く好奇心に満ちたアリエルを見事に演じています。
アースラ（メリッサ・マッカーシー）
かつて王宮を追放された魔女。トリトンの妹で、海の支配権を奪おうと企んでいます。
海の魔女・アースラを演じるのは、女優のメリッサ・マッカーシーです。メリッサ・マッカーシーは、スタンダップ・コメディアンとして芸能活動の傍ら、アクターズ・スタジオに通い演技を学びました。1999年映画『go』で映画デビューし、2000年には『チャーリーズ・エンジェル』にも出演。TVシリーズの『ギルモア・ガールズ』では主人公の親友を演じてブレイクし、2010年『マイク＆モリー マシュマロ系しあわせ日記』ではエミー賞主演女優賞を受賞しました。その後も主演作がヒットするなど、高い演技力と人気を兼ねそろえた女優です。
エリック王子（ジョナ・ハウアー＝キング）
海辺の王国の王子。船が難破した際に自分を助けてくれた女性を探しています。
王子を演じるのは、俳優のジョナ・ハウアー＝キングです。ジョナ・ハウアー＝キングは、大学在学中から俳優として活動を始め、2019年映画『ベラのワンダフル・ホーム』で注目されました。大作に出演するのは今作が初めてですが、気負いのないプリンス役を好演しています。
トリトン王（ハビエル・バルデム）
海の王でアリエルの父。アリエルに地上の世界に関わってほしくないと思っています。
海底王国を統治する王でありアリエルの父であるトリトン王を演じるのは、俳優のハビエル・バルデムです。ハビエル・バルデムは、6歳から俳優として活動。1990年『ルルの時代』で本格的に映画デビュー。2000年映画『夜になる前に』でヴェネツィア国際映画祭男優賞を2007年『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞に輝きました。
『リトルマーメイド』に対するネットの評判は？
『リトルマーメイド』のレビュー・総評
誰もが知るおとぎ話の『人魚姫』をディズニーがアニメーション化、そして今回のリトルマーメイド 実写ということで、公開前から期待の高まった作品。ヒロインのアリエルがアニメーションとは異なる黒人女性であったことも賛否の声があがりましたが、日本での興行収益も好調で、特にキャストの歌声が好評です。
