これまで数々の話題作で主演してきた世界的な俳優のブラピこと、ブラッド・ピットが、ハリウッド黄金期のスターを演じる映画『バビロン』。『ラ・ラ・ランド』でアカデミー監督賞を史上最年少で受賞した天才・デイミアン・チャゼルが監督を務め、いま世界で最も輝く女優とも言われるマーゴット・ロビーが参加して激動のハリウッドを描きます。
今期のゴールデン・グローブ賞では作品賞や演技賞をほぼ独占し、5部門にノミネート。本年度の賞レースのまさに主役になるかという名作が誕生しました。
今回は、そんな世界に大注目されているブラピ 映画『バビロン』について紹介していきます。
Contents
作品情報
- 公開日:2023年2月10日(金)
- 脚本:デイミアン・チャゼル
- 監督:デイミアン・チャゼル
- 制作総指揮:トビー・マグワイア
- 音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
- 制作会社:マーク・プラット・プロダクションズ マテリアル・ピクチャーズ
- 配給:東和ピクチャーズ
『ラ・ラ・ランド』で要注目の天才・デイミアン・チャゼル監督が、1920年代のハリウッド黄金期の内側を描いた本作。サイレント映画の大スターを『セブン』『メイドインチベット』『ジョーブラックによろしく』など名作に数々出演してきた人気俳優のブラッド・ピットが務め、大胆不敵な新人女優を『スーサイド・スクワッド』シリーズなどで今最も世界に注目されている女優のマーゴット・ロビーが務めます。
豪華なファッション、きらびやかなパーティ、規格外の映画撮影、熱いジャズミュージックが観る者を惹きつけて離しません。すべてにおいて豪華絢爛、夢の饗宴が今始まります。
『バビロン』のあらすじ
1920年代のハリウッド黄金期。サイレント映画の大スター・ジャックは、毎夜開かれる映画業界の豪華なパーティの主役でした。一方、会場ではスターを夢見る新人女優・ネリーと、映画製作を夢見る青年マニーが運命的な出会いをしていました。恐れ知らずのネリーは、特別な輝きで周囲を惹きつけ、スターへの階段を登っていき、マニーもまた、ジャックの助手として映画界での一歩踏み出していくのでした。
しかし、時代はサイレント映画からトーキーへの転換期。映画界には大きな革命が起こり、それぞれの運命を巻き込んでいくのでした。
『バビロン』の登場人物とキャスト
ジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)
サイレント映画のトップスター。昼は映画の主役、夜は連日豪華なパーティで人々の注目を浴びています。映画を誰よりも愛し、仕事に誇りを持っています。新時代のトーキー映画の可能性は感じていますが…
サイレント映画のトップスターであるジャック・コンラッドを演じるのは、オスカー俳優のブラッド・ピットです。ブラッド・ピットは、1989年に映画デビューして以来、1995年『セブン』、1999年『ファイト・クラブ』などで幅広い層のファンを獲得。1995年「12モンキーズ」でアカデミー助演男優賞、2008年『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、2011年『マネーボール』で同主演男優賞にノミネートされました。近年はプロデューサー業にも力を入れており複数作品でアカデミー作品賞を受賞しています。2019年にはクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではアカデミー助演男優賞を受賞しました。
ネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)
新進気鋭の女優。怖いもの知らずで、呼ばれていないパーティに乱入し、注目を集めデビューのきっかけを得ます。その才能に溢れた演技で大ブレイクし、スターへの階段を駆け上っていきます。
怖いもの知らずの新人女優ネリー・ロライを演じるのは、今世界に注目されている新人女優のマーゴット・ロビーです。マーゴット・ロビーは、2008年に女優デビュー。2013年にはマーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、主演のレオナルド・ディカプリオの相手役に抜擢され、一躍注目されます。2016年には『スーサイド・スクワッド』で世界的にブレイクしました。その後も、アカデミー賞の候補者として名前があがるなど活躍を続け、2019年には『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピットと共演しています。
マニー・トレス(ディエゴ・カルバ)
映画製作を夢見るメキシコ出身の青年。トップスターであるジャックの助手として映画界への一歩を踏み出します。パーティで出会ったネリーと運命的な出会いをし、恋心を抱きますが…。
映画製作の夢を持つ青年マニー・トレスを演じるのは、俳優のディエゴ・カルバです。ディエゴ・カルバは、新人気鋭の俳優。本作がアメリカ映画初出演であり、監督自らが1年半以上もの歳月をかけて見つけた逸材です。マニーの”黄金期のハリウッドに飛び込む青年”という役を見事に演じ切り、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。
『バビロン』に対するネットの評判は?
https://twitter.com/1110Cinemad/status/1633456858173431809 https://twitter.com/1110Cinemad/status/1633456858173431809先日、映画 #バビロン を見ました!1900年代前半のサイレント映画から音のあるトーキ映画へと時代が変化していく中での生き様が描かれていました。中々サイレント映画と触れ合う機会がないのでいい勉強になったしサイレント映画を見てみたいと思いました!#映画好きと繋がりたい #役者 pic.twitter.com/wN23XdverC
— こーいち (@KOICHI55515) March 2, 2023
『バビロン』のレビュー・総評
日本では過激な性愛描写があるとしてR15+に指定されている作品。ハリウッド映画が最もゴージャスでクレイジーだった時代を規格外のスケールで表現した作品になっています。しかし、根底には『ラ・ラ・ランド』に通じる映画を愛する精神が息づいていて、ただの豪華なだけのブラピ 映画ではありません。3時間の大作ですが、目が離せない映画の魔法を感じる作品です。