映画完全オリジナル作品である『宇宙人のあいつ』。本作は、23年間家族になりすました宇宙人・日出男が、残された3日間で人間としてやり残したことに奮闘するエイリアンコメディです。主役の”家族になりたかったエイリアン”を演じるのは、常に新たな役に挑戦し続けてきた中村倫也です。一緒に過ごす家族には、伊藤沙莉や日村勇紀、柄本時生という個性派俳優を揃え、監督には『荒川アンダーザブリッジ』で監督・脚本を担当して注目を集めた飯塚健が務めます。
今回は、そんな映画『宇宙人のあいつ』について紹介します。
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作品情報
- 公開日：2023年5月19日
- 監督・脚本：飯塚健
- 音楽：海田庄吾
- 主題歌：氣志團「MY SWEET ALIEN」
- 配給：ハピネットファントム・スタジオ
真田家四兄弟の次男になりすましていた宇宙人を演じるのは、『水曜日が消えた』などの中村倫也。長男はバナナマンの日村勇紀、長女は『ちょっと思い出しただけ』の伊藤沙莉、三男は『ＢＬＵＥ ブルー』の柄本時生が演じます。監督には『虹色デイズ』など数々の作品を世に送り出してきた飯塚健が務め、親交のあるキャストと共に「家族」をテーマにしたハートフルコメディを作りました。
『宇宙人のあいつ』のあらすじ
人間の生態を調べるため土星からやってきた宇宙人は、真田家の四兄弟の次男・日出男として23年間過ごしていた。家族の問題が次々と起こるなか、日出男が地球を離れる日は近づき、あと3日に迫っていた。残された時間で、日出男は人間としてやり残したことのために奮闘するのだった。
『宇宙人のあいつ』の登場人物とキャスト
真田日出男（中村倫也）
土星から地球を調査するためにきた宇宙人。真田家の次男として23年間なりすましている。
宇宙人であり真田家の次男・日出男を演じるのは、俳優の中村倫也です。中村倫也は、2005年に映画『七人の弔（とむらい）』で俳優デビュー。その後、舞台、映画、ドラマで活躍しています。2014年位は主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞の優秀男優賞を受賞。代表作品には、2014年ＮＨＫ大河ドラマ『軍師官兵衛』、2015年ドラマ『下町ロケット』、映画『やるっきゃ騎士（ナイト）』、2018年ＮＨＫ連続テレビ小説『半分、青い。』、2019年ディズニー実写『アラジン』のアラジンの吹き替え、など多岐に渡る活動を続けています。
真田想乃（伊藤沙莉）
真田家長女。DVの彼氏から離れられない。
真田家長女の想乃を演じるのは、女優の伊藤沙莉です。伊藤沙莉は、『女王の教室』や『ちびまる子ちゃん』での子役時代を経て、近年では、2019年NHKドラマ『これは経費で落ちません！』や2020年『いいね！光源氏くん』などの数多くのドラマに出演。映画でも、2007年『兎のダンス』で主演を務め、その他2015年『家族ごっこ』や2018年『寝ても覚めても』などがあります。
真田夢二（日村勇紀）
真田家の長男。兄弟の親代わりで女性とは無縁。
真田家で兄弟の面倒を見ている長男・夢二を演じるのは、バナナマンの日村勇紀です。日村勇紀は、お笑い芸人として数多くの賞を受賞していますが、その他、俳優として映画やドラマ、声優としても幅広く活動しています。出演作品には、映画『横浜ばっくれ隊』や『舞子haaaan!!』、ＮＨＫ連続テレビ小説『エール』、アニメ映画『モンスター＆エイリアン』や『ミニオンズ』などがあります。
真田詩文（柄本時生）
真田家の三男。高校時代の同級生から復讐されている。
元同級生に復讐されている三男・詩文を演じるのは、俳優の柄本時生です。柄本時生は、2003年映画『すべり台』でオーディションを受け主役に抜擢されデビューを飾ると、それ以降、多数の作品に起用され、ＷＯＷＯＷドラマ『4TEEN』では主役を演じ、2004年度芸術祭テレビドラマ部門優秀賞と2005年度日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門を受賞しています。代表作には、ＮＨＫドラマ『功名が辻』や『おひさま』、『福家警部補の挨拶』、『初恋芸人』、映画『聖の青春』、舞台『わらいまち』など、数多くの作品に出演しています。
『宇宙人のあいつ』に対するネットの評判は？
『宇宙人のあいつ』のレビュー・総評
ゆるっと楽しいハートフルコメディは、何かを主張するわけでも、何かを解決するわけでもありません。奇しくも、主人公を演じる中村倫也 結婚のきっかけを作ったのは共演する日村勇紀というのも驚きで、監督とキャスト達の絆も強く、その絆が作った本作は、見終わったときに「これが家族だよな」と思える温かさがあります。
